三次外来では救急医学教室のスタッフのうち、救急科専門医(もしくは相当)を中心として、内科シニアレジデント(3〜6年目の1名:4ヶ月単位)、初期研修医(1年目:3ヶ月単位)2名の計4名が1チームとなって主に救急車で搬送された傷病者の治療に当たっています。
当施設は川崎市とその近郊における救急医療の中核として、24時間体制での診療を行っており、主な診療対象は心肺停止や臓器不全、多発外傷、各種中毒の患者です。このような救急車で搬送されるあらゆる種類の重症患者の初期治療を行っており、院内各科との緊密な連携の下に高度な救急医療サービスを提供しています。また、一次、二次医療機関からの紹介患者、自力来院した重症患者の診療も行っています。
また、当施設は神奈川県の災害医療拠点病院に指定されているため、地震・洪水などの自然災害やテロなどの人為的災害により被害を受けた傷病者を対象とした災害医療・神奈川DMATにも積極的に取り組んでいます。
救急科専門医のもとで、屋根瓦方式の指導体制を敷き、豊富な症例を経験できる施設といえます。特に北米型ERを日本式にアレンジした聖マリアンナ方式ERで研修することにより、プライマリ・ケアから重症患者までを診療する能力を身に付けられます。最短で6年目に救急科専門医を取得することが可能となります。
また、救急放射線部では24時間体制で救急・集中治療に精通した放射線科専門医が常駐し、リアルタイムでの画像診断、放射線を用いた低侵襲治療などを行っています。
| 平成21年度救命救急センター来院患者数 | ||
|---|---|---|
| 救急車による来院 | その他による来院 | |
| 一次医療機関からの転送 | 300 | 1,148 |
| 二次医療機関からの転送 | 389 | 302 |
| その他 | 3,401 | 20,772 |
| 合計 | 4,090 | 22,222 |
| 平成21年度救命救急センター受診患者内訳 | ||
|---|---|---|
| 救急車による来院 | その他による来院 | |
| 軽症患者 | 1,702 | 20,240 |
| 中等症患者 | 1,510 | 1,827 |
| 重症患者 | 629 | 150 |
| (来院時心肺停止を含む外来死亡患者) | 249 | 5 |
| 合計 | 4,090 | 22,222 |
| 平成21年度救命救急センター入院患者内訳 | |
|---|---|
| ICU入院 | 780 |
| HCU入院 | 751 |
| 一般(他病棟)入院 | 2,585 |
| 合計 | 4,116 |
聖マリアンナ医科大学 救急医学
救急画像診断部:Division of Trauma and Emergency Radiology
部門責任者:松本純一 docjun0517@gmail.com
当教室には3人の放射線科専門医が救急医学専属の画像診断医として所属しており、放射線医学教室と共同で救急診療のための画像診断とIVRに対応しています。画像診断医は24時間・365日救命救急センターに常駐し、救急外来と病棟の全症例に対する画像診断だけでなく、検査の方法からIVRの適応など、様々な救急画像診断に関するコンサルトに応じています。
また、救急診療における画像診断の有用性・重要性が増していることを重視し、毎朝行われるカンファレンスでは、前日前夜に行われた画像検査について、検査方法や読影のポイントなど、研修医だけでなくすべての救急医に対しても画像診断能力の向上に役立つような教育的な解説を行っています。救急画像診断に関する短期研修についても検討中です。興味のある方は松本まで。
なお、部門責任者松本純一は、救急放射線研究会(www.jser.jp:Japanese Society of Emergency Radiology:JSER)の事務局を担当しています。